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外来種の防除現状と問題現状の評価再生に向けた対策
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現状の評価

アライグマが丹沢山地の山ろくに近づいています。北米原産のため冷帯でも温帯でも生息が可能で、丹沢山地の山頂付近まで、その分布が拡散する危険性があります。昆虫類から両生爬虫類、鳥類まで幅広く捕食し、旺盛な繁殖力を誇るアライグマは、この地域にとっては最も危険な外来種です。また、丹沢湖ではカミツキガメも捕獲された経緯があります。
外来生物法ができたとはいえ、外来種を丹沢大山の周囲で放すことを監視する体制はなく、取り締まることができません。放流や緑化工事に用いる外来植物など、産業に関わる外来種の持ち込みについては一定の方針がありません。現状は外来種という新たな問題に対してまったく無防備の状態です。