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ニホンジカの保護管理

+地図を拡大する  情報整備調査チーム報告書より作成

丹沢レポートONLINEについて

現状の評価

評価手法

主にブナ林域である高標高の森林では、現在の生息環境評価や林床植生の現状や変化をもとに、シカによる生態系へのリスク評価を行いました。そこから、すでに生態系に深刻な影響が見られている東丹沢だけではなく、西丹沢においてもシカによる生態系へのリスクが高い地域が多くあることがわかりました。また人工林域・二次林では、荒廃林の分布や施業効率の情報をもとに、生息環境の改善の可能性の評価を行ったところ、大山周辺や道志川上流に生息環境を改善できる地域があることがわかりました。さらに里地・里山域では、農地や周辺環境、被害対策状況の情報をもとに、農林業被害のリスク評価を行い、重点的に対策する地域が抽出されました。