アカザ

  魚類   ナマズ目   アカザ科
  Liobagrus reinii Hilgendorf
区分 絶滅危惧ⅠA類
判定理由 本種は、近年まで県下には分布しないと考えられていたため、前回のRDBには掲載されていない。しかし、1892年に横浜から記録されていること(Jordan et al.1913:横浜をタイプ産地とするNeobagrus fuscus Bellotti を本種の異名と考えた)、その後の記録は途絶えるが、県丹沢大山総合調査によって相模川支流域から確認されたこと(相模湾海洋生物研究会1997:上記記録を引用せず、県下初記録として報告した)、さらにその後、試験場の調査でも同水系の3支流で採集されたこと(勝呂ほか1998,2006;勝呂・安藤2000)から、本県における自然分布がほぼ確実となった。ただし、その生息範囲は極めて限定されており、生息個体数も少ないので、絶滅危惧ⅠA類とした。
生育環境と生育型 水のきれいな河川の上中流域に生息する。日中は岩や石の下など潜っており、夜間に活動する。背鰭と胸鰭に棘を持ち、刺されるとかなり痛むという。肉食性で、水生昆虫、甲殻類などを捕食する。繁殖期は春から初夏で、石の下に卵塊として産み付け雄が守る。
生育地の現状 県北部の相模川支流域の3河川にのみ生息が確認されているが、流量の変動が大きく環境が安定していない。
存続を脅かす要因 都市化、河川改修、水質汚濁、外来種 
県内の分布 相模川 
国内の分布 宮城県、秋田県以南の本州、四国および九州(森・名越1989) 
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