自然環境の保全や再生、管理をしていくためには、正確な情報がなくてはなりません。たとえば、植生の分布は重要な情報ですが、丹沢のような広く急峻な山地を短期間にくまなく現地を踏査し調査するのは困難な作業です。そこで「リモートセンシング(衛星データ、空中写真)」の技術が威力を発揮します。衛星から送られてくる画像データを現地調査結果と重ねることで、広範囲の森林植生状態やその変化などの把握が可能になってきました。総合調査でも、リモートセンシングを自然環境のモニタリングや情報更新、現地調査の支援に活用していきます。