丹沢を取りまく社会変化
開発による変化
丹沢山地では、1950~60年代に国を挙げての植林政策でスギ・ヒノキの造林が大面積にわたって行われ、同時に急峻な山地には林道が建設されました。1980年代には、土木工事の件数が急増し、ダムや送電線の建設などの大規模な工事が相次ぎました。また、丹沢山地は地質的に弱く崩壊が激しいので、多くの砂防・治山堰堤が建設されてきました。丹沢8市町村の1976年から1997年までの土地改変を見ると、森林がダム湖やゴルフ場になっているのが目立ちます。農地に加えて森林も宅地化しています。
神奈川県自然環境保全センター